庭に、もうひとつのダイニングを

屋外で過ごす時間を、日常の延長ではなくひとつの“居場所”として成立させるガーデンを目指しました。

主役となるのは、パーゴラの下に設えたアウトドアダイニングと、曲線を描く造作キッチン。
モルタルのカウンターと洗い出し仕上げの立ち上がりが、庭全体に落ち着いた重厚感を与えながら、木製テーブルやロープ編みのチェアが柔らかさと温度感を添えています。

屋外用として設計されたシンクと収納を備えたキッチンは、BBQや軽食の準備だけでなく、庭での時間そのものを豊かにするための装置。
室内と屋外の境界を曖昧にし、自然の気配を感じながら食事や会話を楽しめる空間構成としました。

視線を適度に遮るフェンスと、背景に配した植栽が、外部からの距離感を保ちつつ、開放感を損なわないバランスを実現。
「使う庭」「過ごす庭」として、時間とともに価値が深まっていく外構デザインです。