建物と暮らしをつなぐ、緑のアプローチガーデン

三井ホームの家 新築外構のお客様です。

敷地入口から玄関ポーチへと続く、奥行きのあるアプローチ。
この「長い距離」をいかに単調に見せず、自然で美しい回廊として成立させるかが、本計画における大きなテーマでした。

日本の雑木庭に見られるような繊細で内向きな美しさではなく、
お客様が憧れを抱かれていたのは、海外の住宅地に広がる、のびやかで開放的な景色。
そのイメージを軸に、樹形・葉色・質感の異なる植栽を一つ一つ丁寧に選定し、リズムを持たせながら配置しています。

高木は空間のスケール感をつくり、中低木と下草は視線の高さに変化を与えることで、
歩くごとに風景が少しずつ切り替わる構成としました。
直線的な建築とアプローチラインに対し、植栽の柔らかな輪郭が重なり合うことで、
人工と自然のバランスが取れた、心地よい空間が生まれています。

「通るための動線」でありながら、「眺め、感じるための庭」でもある。
日常の中で、ふと海外の街並みを思い出すような、記憶に残るアプローチガーデンを目指しました。

アプローチを抜けた先には、視界が一気に開ける広い芝生の庭が広がります。
タイルテラスを中心に、屋内と屋外がゆるやかにつながる構成とし、
家族や友人と過ごす時間、何もしない時間までも受け止める、ゆとりある暮らしを実現しました。

回廊のようなアプローチで気持ちを切り替え、
その先に待つ開放的な庭へと導く——
空間の「緊」と「緩」を意識した、奥行きのある外構計画です。