建築前からしっかりと関わらせて頂きました物件です。

外構造園をトータルでデザインさせて頂き、「家の中外を繋げる」をコンセプトに、

いろいろな要素を盛り込んで、とことん作り込んだ外構、造園が実現しました。

門柱には、アイアン作家さんと考えたオリジナルの門柱を使っています。門柱と手すりが融合してシンプルなイメージを作っています。

圧巻の石の浮き階段は、既存の間知石積みの形状に合わせて、数センチずつずらして施工しています。

階段を登りきると、モルタルの浮き階段の周りに、石やグランドカバーなどが、まるで最初からそこに合ったかのように、自然に植栽されています。

ウッドデッキスペースは、自然の樹木で優しく目隠ししています。開放感を損なわない程度の目隠しには、樹木が最適です。

プライベートガーデンスペースには幅広のオーニングが有ります。背景はシンプルなブロックでつくり、コンクリートテラスに合わせたグレーのプランターでバランスよく配植しています。

この家の目玉の一つである、玄関扉を開けた先の中間領域です。

途中色が変わっているように見える箇所にはFIX窓があり、同じ種類の砂利、同じ雰囲気の植栽を中外に使用することで、内外の境目を曖昧にしています。

複雑に交差する板塀が、遠近感のある中庭のイメージを作っています。

家の中からの景色です。フローリングとウッドデッキが同レベル、同じ板方向に貼られていることで、広がりのある空間に感じることができます。          

お風呂から中庭をのぞむ・・・

様々な要素を取りに入れた、奥の深い外構・造園となりました。ありがとうございました。

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