特集:1月3日掲載~石と庭~

山中育樹園では、庭に使う石について、かなりこだわりをもって選定しております。

上記のようなアプローチのシンボルになる石を選ぶとき、実際に下の写真のような石の産地に行って、たくさんの石の中からこれが一番合う、という石を選んできます。

上のような山からとれる石もあれば、

上のような溶岩石もございます。とにかく種類を考え出すときりがないです。例えば上の写真で敷いている砂利もある場所から粒が適度な大きさでまばらなものをあえて探してきた川砂利です。

石や砂利を専門で取り扱っているメーカーさんもあり、そういった所から購入することもなくはないですが、たくさん使用する場合には非現実的な値段になってしまい、庭に石を使わないことになってしまいます。

しかし、上の写真からもわかるように、庭における石の役割は非常に大きく、庭に緩急を持たせたり、空間を整える意味では非常に重要なものです。※庭のテイストにもよります。

土留めなどとしても石は利用でき、コンクリートブロックとは全く違う、独自の雰囲気を創出してくれます。

石がなければ間延びする空間も、石を据えることによって全体のバランスが整い、植栽するポイントも生まれます。

ベランダなどの耐荷重的に石が難しい場所では、上記の様な擬石を使う場合もあります。

このようなことから、山中育樹園では、既存石の利用を積極的に勧めております。

上記のように、既存石がたくさんあり、処分費用も高くつくため、どうするべきか悩んでおられたお客様がいらっしゃいましたが、良質の石がたくさんあり、それを中心に残すことにしました。

結果、上の写真の奥のあたりに、石の自然風土留めをつくりました。

このように、庭石はコストをそこまでかけず、庭のグレードを格段に上げる秘策とも言えます。

是非お庭に石を使いましょう。

以下:作例です。

【溶岩石の自然石土留】

【法面を石でナチュラルに土留め】